2008年01月
時雨れる丹波路をたどり、大江山を越えて
来てみると、宮津は暖かかった。
「漁はぱっとせえしまへん。水温は13度くらい。
例年より2度は高い。
山の雪が溶けて海にきてくれんことには
どうもならん。」
田井漁港で宮前さんがつぶやいた。
気象庁の日本近海海面水温マップ*を見てみると、
20℃~15℃の対馬暖流が昨年に比べると北に
押していて、他方、北洋から流れてくる10℃以下の
リマン海流がまだ北にある。
リマン海流はプランクトンが多く、これが下がって
くると、小魚を追う大型の脂がのったぶりがやって
きて、漁場はにぎわう。
*http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/
daily/sst_jp.html
宮前さんの雪待ち説は、長年の体験に裏づけられて
いるのだろう。
琵琶湖でも雪が少ないと、湖水の表層と深層との
循環が起こらず、深層への酸素供給が不足し底に棲む
生物にダメージを与える、という。
光合成の活発な浅いところと、ミネラル豊かな深い
ところとの循環が活発であると、植物プラントンが増え、
これを摂取する動物プランクトンが増え、これを求める
小魚が育ち、これを捕食する大型の魚が増える、こういう
循環が活発な海が良い漁場となる。
★この循環が大規模に行われる現象は湧昇と呼ばれ、
ミネラルに富んだ深層水が表層に上がってくると、
植物プランクトンの爆発的な増殖が起こる。例えば、
カリフォルニアのモントレー湾は世界有数の湧昇域で、
ここにはケルプという丈が60メートルもある巨大な
海藻が群生し、様々の生物の温床になっている。
モントレー湾でおなじみのラッコは、ケルプの根を
食べるウニを食べる。
*長沼 毅著「深層水-湧昇、海を耕す!」集英社新書
★人工湧昇技術開発 湧昇流域で植物プランクトンが
爆発的に増殖することに 注目し、プランクトンが
光合成する際にCO2を取り込む作用を利用して、CO2を
海洋に取り込む研究が、地球環境産業技術研究所で
おこなわれている。
http://www.rite.or.jp/labo/choryu/jinko.html
木村隆之
「丹後・丹波・山城 京の味めぐり
技くらべ展」が開かれている。
昨年9月のブログでご紹介した焼き鯖すしの
稲葉洋一さんも、店頭に立っている。
宮津自慢のちくわが客をひきつけている。
由良清の「黒ちくわ」は、ネーミングと
手作りという売り子さんの説明で、客の手が伸びている。
長十のちりめん、ハクレイのお酒も出展されているが
販売が少し地味で、売り子も声がでていないのは残念。
活発なセールストークで中高年のご婦人方を惹きつけて
いるのは「まゆコロコロ」。美と健康は関心度が高い。
07/1/11
木村隆之
今年の宮津は、雪の正月となったようです。
和貴宮神社では、和貴宮神社神楽講の衆により
神楽が奉納されました。
雪のなか、午前零時を待って、新年のお参りに
集まった人々は、獅子に噛んでもらって今年の
無事息災を祈りました。
写真提供:稲葉年治さん
ことしも宮津の紹介を続けてまいります。
知りたいこと、知らせてほしいことをご連絡ください。
宮津ファンクラブ事務局
木村隆之

.jpg)